解決事例

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解決事例

性犯罪

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40代・男性 
医師

不起訴

商業施設内での公然わいせつ事件において、
医師の依頼者が勾留を回避し、示談成立により不起訴処分に

概要

依頼者は、公然わいせつの容疑で現行犯逮捕されました。逮捕後、ご家族より当事務所へ緊急のご相談がありました。本人は医師として勤務しており、医療現場での職務継続や患者への影響、さらには医師免許への影響も懸念される状況でした。
また、依頼者は初めての刑事手続であり、精神的な不安や今後の生活への影響も大きな課題となっていました。

対応と結果

逮捕後、弁護士が警察署へ接見。本人の反省状況、職業的影響、家族による監督の体制などを整理し、速やかに意見書・身元引受書などを提出し、勾留阻止を目指しました。 
結果として、勾留請求は裁判所により却下され、釈放(在宅事件化)となりました。
その後、弁護士が被害者側と慎重に連絡を取り、示談が成立。
この示談内容を踏まえ、検察官は不起訴処分(起訴猶予)を決定しました。

  • 逮捕 → 勾留請求 → 勾留却下(釈放)
  • 示談成立 → 起訴猶予による不起訴処分
代表弁護士 守田 佑介

リコネス法律事務所
代表弁護士

守田 佑介

担当弁護士からのコメント

わいせつ事件では、依頼者の職業や社会的信用への影響を考慮した迅速な初動対応が重要です。
本件では、医師である依頼者について、速やかに接見し、必要書類を準備することで勾留阻止と示談成立を実現しました。

その結果、早期釈放や職場への影響などの二次的ダメージを最小限に抑えることができました。また、被害者への配慮と誠実な対応が、処分の軽減につながりました。

交通事故

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60代・男性 
自営業者

不起訴

信号のない交差点における交通死亡事故で逮捕後、
勾留を回避し、執行猶予付き判決に

概要

本人は日中、車両を運転中に信号機のない交差点を直進しようとしたところ、横断歩道を渡っていた歩行者と接触。 歩行者はその場で転倒し、頭部を強打。救急搬送後、死亡が確認されました。
本人は現場での事情聴取後、過失運転致死の容疑で現行犯逮捕されました。

対応と結果

ご家族からの依頼を受け、当事務所の弁護士が逮捕当日に警察署で接見。 
本人から事故当時の運転状況や反省の意思を丁寧に聴取し、勾留の必要がないことを記した意見書等を速やかに提出。
その結果、勾留はなされず、逮捕から約48時間で釈放されました(在宅事件化)。 
正式起訴後の裁判では、事故態様や本人の反省状況を中心に情状を主張し、執行猶予付きの有罪判決となりました。

  • 逮捕 → 勾留請求なし → 在宅事件化
  • 起訴 → 執行猶予付き判決(実刑回避)
代表弁護士 守田 佑介

リコネス法律事務所
代表弁護士

守田 佑介

担当弁護士からのコメント

交通事故による逮捕事案では、初動の対応が身柄拘束の有無を大きく左右します。本件では逮捕当日に速やかに接見を行い、事故状況や本人の真摯な姿勢を踏まえた意見書を提出することで勾留を回避しました。

また、その後の裁判においても反省の意思と生活環境の安定性を誠実に示した結果、被害者との示談が成立しなくとも処分が軽減され、執行猶予付き判決に至りました。初動の迅速性と継続的な主張が結果を導いた事例といえます。

傷害事件

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30代・男性 
公務員

不起訴

傷害被疑事件における不起訴処分獲得と失職回避

概要

依頼者(公務員)は、元交際相手との交際期間中に、繰り返し暴行を加えたことで傷害を負わせた疑いにより、警察の捜査を受けることとなりました。
本件では、依頼者自身が事実関係を認めており、身柄拘束もされていない状況でした。弁護活動においては、被害者の方との示談を成立させること、そして依頼者の勤務先である公的機関に提出する嘆願書を取得することが主な課題となりました。

対応と結果

弁護人が就任した後、警察署に対し、依頼者がこれまで通り在宅のまま捜査を受けられるよう要請を行いました。
その結果、依頼者は身柄を拘束されることなく、在宅での捜査が継続されました。また、被害者の方とは複数回にわたり丁寧に示談交渉を重ね、真摯な対応を続けたことで、被害届の取り下げを含む示談の成立に至り、さらに嘆願書も取得することができました。
あわせて、依頼者は勤務先での職を失うこともありませんでした。

代表弁護士 守田 佑介

リコネス法律事務所
代表弁護士

守田 佑介

担当弁護士からのコメント

本件は、依頼者が事実関係を認めている中で、いかにして社会生活を維持しつつ、被害者の方との示談を成立させるかが重要なポイントとなりました。早期から依頼者と綿密に打合せを行い、被害者の方への誠実な謝罪と真摯な対応を重ねることで、示談の成立および嘆願書の取得に至ることができました。

また、警察や関係機関とも適切に連携し、依頼者が身柄拘束されることなく在宅での捜査が継続されたことも大きな成果です。傷害事件では、初動の対応や被害者との示談が結果を大きく左右します。今後も依頼者の社会復帰や再発防止に向けて、丁寧なサポートを心がけてまいります。

窃盗・万引き

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30代・女性 
会社員

不起訴

複数店舗での万引事件における勾留回避と
示談成立による不起訴処分の事例

概要

当初、依頼者は1店舗での万引行為の容疑で逮捕されましたが、その後の捜査により、被害店舗が5店舗に及ぶことが判明しました。
さらに、被害品の一部は売却されており、犯情も悪い事案でした。依頼者には前科前歴がなく、家族の監督下に置かれる環境が整っていたため、弁護人としては厳しい状況を踏まえつつも、早期釈放と不起訴処分の獲得を目指して弁護活動を開始しました。

対応と結果

逮捕後、弁護人は速やかに選任届を提出し、依頼者の夫を身元引受人とする旨の意見書を検察庁に提出しました。意見書では、証拠関係を具体的に示し、証拠隠滅の恐れがないことを論理的に説明しました。
さらに、依頼者の家族による監督体制や勤務状況、通院状況などを詳細な資料とともに提示し、逃亡の恐れがないことを明確に主張しました。その結果、検察官は勾留請求を行わず、依頼者は早期に釈放されました。
加えて、検察官にも被害状況を確認しながら、被害に遭われた5店舗すべてに対して速やかに被害弁償を実施しました。これらの対応が評価され、最終的に検察官は不起訴処分とする判断を下しました。

代表弁護士 守田 佑介

リコネス法律事務所
代表弁護士

守田 佑介

担当弁護士からのコメント

窃盗事件では、身柄拘束を回避できるかどうかが依頼者の今後に大きな影響を与えます。本件では、逮捕直後に意見書を提出し、監護体制についても意見書内で説明した結果、勾留請求を断念させ、早期釈放を実現しました。その後は、被害店舗への被害弁償を着実に進め、最終的に不起訴処分を獲得できました。

刑事弁護においては、身柄解放や不起訴処分の獲得のために、迅速かつ的確な対応が重要であることを改めて感じた事例です。

薬物 (大麻・覚醒剤)

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40代・男性 
会社経営者

不起訴

薬物の譲り受け容疑で逮捕された会社経営者が、
否認を貫き、勾留10日で不起訴に

概要

依頼者は、覚醒剤を譲り受けたという容疑で、覚醒剤取締法違反(譲受け)の疑いにより逮捕されました。 
捜査機関は、譲渡元の供述をもとに本人を特定し、警察署での取調べが開始されました。 
被疑者は一貫して容疑を否認しており、ご家族から当事務所に相談が寄せられました。 

依頼者は法人代表を務める会社経営者であり、社会的信用の失墜や業務継続への影響が懸念される事案でした。

対応と結果

逮捕直後に弁護士が接見を行い、否認事件における取調べ対応の心構えや今後の流れについて助言。
本人は取調べに冷静に対応し、有罪を立証するための物証や供述の乏しさが明らかとなった結果、勾留延長はされず、10日間で釈放・不起訴処分となりました。

    • 逮捕 → 勾留(10日間) → 延長なし → 不起訴処分(嫌疑不十分)
代表弁護士 守田 佑介

リコネス法律事務所
代表弁護士

守田 佑介

担当弁護士からのコメント
否認事件においては、初動段階での接見が極めて重要です。早期に本人の供述内容や想定される証拠関係を確認し、取調べへの適切な対応方針を定めることで、不必要な供述を防ぐことができます。

特に、依頼者が会社経営者の場合、信用失墜や営業停止によって業務や生活への影響が深刻であるため、最短での身柄解放や不当な延長阻止が不可欠です。本件では物証に乏しい中で取調対応を徹底し、不起訴処分につながりました。

少年事件

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10代・女性 
無職

不起訴

SNSで知り合った男性からの窃盗容疑で保護観察に付された事案

概要

本件は、18歳女性がSNSで知り合った男性とホテルで会った際、男性の所持する現金を盗んだ窃盗非行で問題となった事件です。
家庭裁判所へ送致された後、本人にとって初めての非行事案であった一方、家庭環境が不安定である点が考慮され、審判が開かれることとなりました。

対応と結果

付添人弁護士は、家族の協力が得られない状況の中、少年本人との継続的な面談を重ね、反省の深化と環境調整を行いました。
家族は審判にも出席しませんでしたが、少年が事件の経緯を真摯に受け止め、社会復帰に向けて就労の意欲を取り戻していることを家庭裁判所に報告しました。
その結果、家庭裁判所は少年に一旦「試験観察」を決定し、まず社会内での更生を試験的に図る方向での処遇となりました。試験観察期間を経て再度審判が開かれ、最終的に保護観察処分となり、少年院送致は回避されました。
付添人活動としては、本人に内省を促し、生活基盤の安定を支援しました。家庭から十分な協力が得られない状況下でも、社会復帰への意欲を引き出すことに注力し、付添人の働きかけによって更生への道筋を整えることができました。

代表弁護士 守田 佑介

リコネス法律事務所
代表弁護士

守田 佑介

担当弁護士からのコメント
本件は家族の協力がほとんど得られない逆境下で、付き添い人として粘り強く本人と向き合い、審判においても諦めずに活動を継続した事案です。付添人弁護士として、少年が反省を深め社会復帰に意欲を見せている点を積極的に家庭裁判所へ訴え、さらに環境調整にも力を入れました。公判や審判で、処分ができる限り軽減されるよう資料の準備や裁判所への働きかけといった実効的なサポートを重ね、少年院送致を回避する結果につなげることができました。
当事務所では、公判・審判を問わず、処分の軽減に向けて効果的なサポートを行うことを重視しています。
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